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2006年11月22日 (水)

一人店主への道(花の下北沢編7)

 2003年夏。自分が進みたい方向が少しずつ見え始めて来た頃、私の身に、これからの生活に関わってくるような不測の事態が起きた。

 

 私が入社した頃は、会社にとってのちょうど過渡期であり、会社の内部事情も目まぐるしく変わっていた。そして、その一環として、「雇用条件の改訂」という突然の取り決めが発表になった。

それはあくまでも、もっとスタッフが働きやすい環境に、というコトを考慮しての取り決めだったのだが、実際に働く側の身としては、雇用条件が変わるコトにより、これからの生活が不安定なモノになる、というコトは容易に推測出来た。

私は栃木の実家を離れ、コンクリートジャングル東京で自活する身。月々入ってくるモノが変動すれば、家賃払えなくなる可能性だって出てくる。正に、「どうすんの!?オレ??」と、ライフカードを付き付けられたような心境。

 

 好きなコトを仕事にしてます!と言えば、それはそれは聞こえがいいかもしれないが、生活出来ないのであれば、どうしようもない。キレイごとではないのである。アロマビタミンズ+の安田さんの名言、“生活あってのセラピスト”なのである。

 

 生活のために、サロンでの勤務日数を減らし、他の仕事と掛け持ちするか、もしくは、サロンを辞めるか・・・。今後の私に付き付けられた、二つのカード(選択肢)。

 

 他店への異動、という選択肢もない訳ではなかったのだけれど、それはもう、考えられなかった。会社との方向性の違いがはっきりと認識された今、雰囲気もやり方もガラッと変わる他店で、一から頑張ろうというモチベーションは、私にはもうなかった。

全く別のリフレサロンで働く、というコトも考えにくかった。雇用条件に関しては、今以上に厳しくなるコトも予想がついたので・・・。

 

 この頃、私の会社に対しての感情は、失望と不信感しかなかった。腹立たしい気持ちしかなかった。あんなに、入りたくて入りたくて、仕方なかった会社だったのに・・・。

 

 そして、雇用条件の改定と共に、更に、私を落胆させる取り決めが発表になった。

それは、本郷店のクローズ(閉店)である。私が働きたい!と心から思った、あの本郷店である。どうやら、会社的には採算が取れなかった、という理由らしい。

「あんなに素晴らしい雰囲気のサロンが、クローズ・・・!?本郷店に通うお客様は?スタッフは?一体、どうなるんだろう・・・。」

そんな思いがグルグルと頭を巡った。本郷店がなくなるという事実は、ものすごくショックだった。私でさえそんな状態だったのだから、本郷店で働くスタッフの方たちは、もっともっと、グルグルグルグル巡る渦の中、だったのだろう。

 

 正直、この頃の私は、もうリフレの仕事を辞めてもいい、と投げやりな気分にもなっていた。

「生活出来ないのなら、もうしょうがないじゃない。会社との方向性も違っている訳だし。」

そんな愚痴を、周りのスタッフや地元の友人にも漏らしていた。そして、地元の元同僚の友人に電話でグダグダと愚痴をこぼした所、私は彼に叱責されてしまった。

「いつか栃木に戻ってリフレやりたいって言って、上京したんでしょ?それで簡単に諦めるの?」と。

そのときの私は、彼の言葉を素直に受け止めるコトが出来なかった。やっぱり、生活するコトが出来なければ意味がない、と思っていたから。

でも、ちょっと冷静になってみたら、彼が言っているコトが正論だというコトは明らかだった。そう、私は、こんなトコで腐ってる場合じゃない!このままじゃ、栃木に戻れない!

 (※過去日記「新しい門出に向けて」参照)

 

 このままじゃ、栃木には戻れないけど、でも、どうやって生活していこう・・・。やっぱり、掛け持ちしかないのかな。リフレの仕事を辞める、というカード(選択肢)はなくなったけど、相変わらず、ライフカードを引けずにいた。問題は解決された訳ではないのだ。

そして、一人思い悩む私に、仲良しの同僚スタッフから、もう一枚のカード(選択肢)を差し出されるのであった。救世主の登場、である。

 

 →次回へつづく。

 

 (追記)

 ココで、ちょっと補足しておきますが、後々、「雇用条件の改定」の取り決めは見直され、現行通りの条件のまま、スタッフの収入がきちんと確保されるコトが約束され、事無きを得ました。でも、私にとっては、もう、時既に遅し、だったのですけれどね。

私の主観で書かれた、3年も前のお話だというコトも踏まえて、どうかお読み下さいませ。

 

 ♪本日のBGM・・・クラムボン「That’s The Spirit」(アルバム「3peace」より)

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コメント

うん、一度抱いた不信感は拭えないよね。
そうなると、規模が大きいとか辞めたほうが損とかは
関係なくなるし。意識が損得の問題ではなくなっちゃう。

私もそれで会社辞めたことが2度ほど。
会社をよくしようという思いが強くても、
実際に稟議がおりなくて行動できなかったり。。

そのノウハウは全部自分の会社で使うナリよ。

投稿: よん | 2006年11月23日 (木) 22時04分

あどさんの歴史がまた一つ。
このあと、また大きな展開がありそうですね。
それにしても、“地元の元同僚の友人”の一言は
効きますね~。
こんなこと行ってくれる友達、私にはたぶんいないかな…
なんて思って、うらやましくなりました。

投稿: サマーK | 2006年11月23日 (木) 22時38分

>よん様
お久しぶりです!
会社の方は、順調ですか?
んで、いつの間に、ヨン→よん様に!?

 >うん、一度抱いた不信感は拭えないよね。
その当時の私には、拭い去るコトが出来ませんでしたね。
今思えば、会社も試行錯誤だったんたと思います。
でも、振り返ってみると、ホント全てがよい思い出で、いい経験させてもらったな、って思うんですよ。

 >そのノウハウは全部自分の会社で使うナリよ。
そうですね。
個人だからこそ出来るコトって、いっぱいあると思うので。
ありがとうございます!


>サマーKさん
こんばんは!
私はホント、周りの人たちに恵まれてると思います。
ちゃんと痛いトコ、正面から突いてくれるので。
みんな、辛口、もしくはSなんです(笑)
いやいや、ありがたいコトですよね。
私、しょーもないくらい、愚痴っぽかったですから・・・。
お恥ずかしいです。

投稿: あど | 2006年11月23日 (木) 23時54分

ありがとうm(_ _)m

会社はやっとこさ着工が始まりました。
宇都宮にお越しの際は案内致しますよー。

で、本業が本格稼動するまで、
ご飯は某学習塾の家庭教師で食べてます。
①水商売並みに時給がいい
②原価がゼロの高利益な仕事
③勉強以前に生徒や家庭の問題解決をしなくちゃいけないので、毎日がコミュニケーションの練習になる
④おまけに5教科が得意になる

昼のバイトをしてしまっては本末転倒なので、
夜だけできるお仕事ってことで始めたんだけど
とても糧になるものが多いんだ。
本業の人材育成にもかなりフィードバック出来そうだよ。

投稿: yon | 2006年11月25日 (土) 01時27分

>yon様
おはようございます!
会社の着工、始まったのですね。
いよいよですねぇ~。
これからお忙しくなるでしょうが、お身体大事にされつつ、頑張って下さいね。

家庭教師って、勉強教えるだけじゃないですよね、きっと。
しっかり相手と向き合わないといけないでしょうからね。
特にお子さんて、敏感でしょうから。
それって、家庭教師に限らず、何でもそうですよね。
何でも勉強ですね。

投稿: あど | 2006年11月25日 (土) 09時58分

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