乙女の告白③
ビビりながら迎えた、手術当日。覚悟は決めたモノの、やっぱりビビります・・・。だって、身体の一部を切るワケですから。
ビビりもMAXに到達した頃、両親に見送られる中、点滴をガラガラと引っ張りながら、自らの足で手術室へ向かいました。
で、早速、手術。
“おイボちゃん”の切除は、ものの30分くらいで終了しちゃいました!!早っ!!手術前後の時間も含め、正味1時間弱くらいだったでしょうか。
私の“おイボちゃん”が一つだけだったコトもあるのですが、『ぢ』の手術は、皆さんが想像しているよりもはるかに痛みも少なく、時間も要さないんですよ(←もちろん、先生の腕にもよるでしょうが)。
「切除」と言うと、テレビドラマ等の手術シーンでよく見掛ける「メス!」をご想像されるかもしれませんが、電気メスなるモノを使って、ジージー焼かれたという感じでした。
先生と看護師さんたちは、手術中、ガチガチに緊張している私をリラックスさせるために(多分)、世間話をバシバシされてました。
「オレは、テレサ・テンが好きなんだよねぇ~!」等と。
当初は、“おイボちゃん”に今までの感謝の気持ちを込めつつ、爽やかにサヨナラするつもりでしたが、実際はそんな余裕が全くなかったです(汗)
恋する乙女のように、手術中はどうにもドキドキが止まらず、先生のテレサ・テン好き発言に対しても、「『♪愛人』かよ!?」と心の中で突っ込むのが精一杯。情けない。トホホ・・・。
こんな風に詳しく記憶しているというコトは、そうなんです、腰椎(局所)麻酔だったんです!記憶や感覚はあるけど、痛みはない、ってヤツです。(実際にどんな風に手術してるのかは、見えなかったですけどね。)
私は安定した低血圧のため、手術後の傷よりも、麻酔の副作用による頭痛が出るのでは!?と、先生はじめ、スタッフの方から心配されてました。麻酔による頭痛が出てしまうと、とにかく寝たきりになってしまうので、入院日数が通常より伸びてしまうとのコト。私も出来れば、それは避けたい所。
産院さんでも、帝王切開で出産されたお母さんの中で、麻酔による頭痛を訴える方が時々いらっしゃって、その姿は見たからに本当に辛そうなんですよね・・・。
私は幸い、麻酔による頭痛は出なかったのですが、「頭痛が出ないように、とにかく術後3日間は頭を動かさず、絶対安静にしてて下さい!」と散々言われ、自由に動くコトが出来ずにひたすら寝っぱなしでした。
そんな感じで、動かずに寝て過ごしていたら、首・肩・背中がコリコリに凝ってしまい、結局、自分が持ってる偏頭痛の方が出ちゃいまして。おまけに足もだるかった。
このときばかりは、「誰か私の身体をほぐして~!!ウォッーーー!!」と心の中で、吉田栄作ばりに叫ばずにはいられませんでした。
自らが体験するコトで、麻酔による頭痛が出てしまった産後のお母さんたちの辛さを、少しでも理解出来たのはよい経験だったと思うし、また、私たちセラピストの存在意義と言うか、そう言ったモノも改めて考えるきっかけとなりました。
人生、無駄な経験なんて、何一つないのですね。
そんな訳で、入院期間中はほぼ寝っぱなしの状態。傷の回復がかなり順調で、入院日数が短かったコトもあったからなんですけどね。
本当は、神様がせっかく与えて下さった休息を、存分に楽しんでやろう!と心に決めて入院したのですが、起き上がるコトが出来ないため、自分が思い描いていたコトの半分くらいしか出来ませんでした。
「かぎ針編みにチャレンジしよう!」とか、「本をたくさん読もう!」とか、「北の国からのドラマシリーズのDVDを観よう!」とか、楽しい入院生活の妄想をかなり膨らませてました。
でも、出来たのは、本を読むくらいでしたね。
と言うか・・・、実際は何もする気が起きず、ひたすらボケッーっとしてただけなんですけど・・・。
人間て、普段、お尻の穴にギュッ!と力を入れて、踏ん張って生活してるので、ソコが傷付いていると、こうも力が出ないんだな、と思い知らされました。
一つ一つの細胞・組織に、改めて感謝しなければ!ですね。
身体が動かせるようになってからは、1時間くらいのお散歩にも出掛けましたが、ほぼボケッーっと過ごした入院生活。今では、ある意味、身体にとっても心にとっても、よい休息になったんじゃないのかな、と思ってます。
長~い人生の中では、きっと、そんなときも必要なんです!
先生や看護師さんたちにも、本当によくして頂き、おかげ様で、私なりに、有意義な入院生活を送るコトが出来ました。
経験するコトで気付くコトが、たくさんありました。
もしかしたら、『ぢ』で手術&入院なんて、経験しないに越したコトはないのでしょうが、私にとっては、必要な経験だったのでしょうね。改めて、サヨナラした“おイボちゃん”に「ありがとう!!」を言ってあげたいです。
「おイボちゃん、本当にありがとう~!!」
おかげ様で、傷の経過も順調です。まだ完治してませんが、日に日によくなっているコトが、実感出来てます。今は薬も服用してないので、正に、自然治癒力ってヤツです。素晴らしいですね!
こんな風に乙女の告白したのは、「恥ずかしい」と思って、多くの女性の方が、肛門科での診察に二の足を踏んでいらっしゃるから。実際に、入院中も、ほとんどが40~50代の男性の方で、若い女性は私だけでした。あ、自分で若いって言っちゃいましたけど(汗)
でも、私がカミングアウトすると、意外にも「実は、私も・・・。」と言う声がよく返ってくるんですよね。
女性は我慢強いんだなぁ!って、つくづく思います。
でも、恥ずかしくないですから!恥ずかしいのは、最初だけです。
今は、女性でも入りやすいような、設備の整えられた、ホテルみたいなクリニックも出来てます。
私みたいに我慢を重ねて、手術に至るより、初期なら、座薬等の服用するだけで、劇的に症状が改善されるコトがほとんどです。もちろん、個人差もあるでしょうけど。
もちろん、『ぢ』にならないように、便通を整えるべく、生活習慣に気を付けるコトが第一です。
でも、女性は、ホルモンのバランスが崩れやすかったり、冷えやすかったりで、便秘になりやすいですし、更に、出産という大仕事もあります。どんなに気を付けていても、『ぢ』になりやすい環境だったりもすると思うんです。
だからこそ、自らの経験を通して、我慢せずに診察して欲しいなぁ、と心から思います。
3回にも分けてお届けした、乙女の告白。
3回目の告白は、私の32回目の誕生日にお送りしました。
誕生日に『ぢ』話してる、32歳の女子。どうなんすか、コレ!?(苦笑)
でも、私は・・・、そんな自分が大好きです♪おめでとう、私!!
最後に、入院中に読破した愛する本をご紹介。
左上から、時計周りで。
①リズ・ブルボー著 「<からだ>の声を聞きなさい」
②テレビ情報誌 「TV Bros.」(←私にとっては、立派な読みモノとして認定されてます。)
③青山七恵著 「ひとり日和」 ④みうらじゅん著 「青春の正体」 ⑤向田邦子著 「家族熱」
精神世界からサブカルチャーまで。ジャンルに統一感がなさ過ぎです(笑)でも、この統一感のなさが私そのものだったりします。
ちなみに、今話題の芥川賞受賞作品「ひとり日和」は、お見舞いに来てくれた友人からのプレゼント。選んだ理由は「あんたにピッタリのタイトルだったから。」・・・。
毎度上手いコト言うね!!・・・って、おいっ!!←独りノリツッコミです。。。
最後はまた、『独りネタ』で締めとなりました~!!
♪本日のBGM・・・サニーデイ・サービス「恋におちたら」(アルバム「東京」より)
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コメント
アドさん、
復活、おめでとうございます!
そして・・・
「・・・あなたはなんて面白いんだ(笑)!!!」
この前、このブログでアドさんの「しばらく休業します」という文面を読んで、「どうしちゃったんだろう?」「結婚?」「出産?」「人生の転機?」などと彼氏とうわさしておりました。
・・・なんと、これが原因だったとは・・・彼氏に何ていったらいいんだ・・・(笑)
しかし、肛門から出血ってびびりますよね!私も以前、トイレで謎の出血があったとき、体中の血の気が引きました。
・・・まさか、私も予備軍??
何はともあれ、無事で何よりです!!
そして、笑っちゃってごめんなさい。久々に大笑いしました。
なんだか体の毒素が抜けた気分・・・。
では、長くなってしまいましたが・・・
これからもがんばってくださいね♪
愛してます゚・*:.。. .。.:*・゜
投稿: カトウ | 2007年3月11日 (日) 12時56分
>親愛なるカトウ様
こんばんは~☆
愛のあるコメント、ありがとうございます♪
彼氏さんとお二人でうわさして下さってたなんて、重ねてありがとうございます!
それなのに、こんなコトになってました(笑)
面白い、だなんて、最高の賛辞ありがとうございます!!
女性としてカワイイ!と言われるより、人としてオモシロイ!と言われるコトに大きな喜びを感じている、あど32歳です(笑)
完全に女子としての進む方向を間違えたまま、ここまで来てしまいました(汗)
でも、ホント、喜んで頂けたようで何よりです!
そんな風に思って下さった方が一人でもいらっしゃるのは、身を削って書いた甲斐があったというモンです。
特に、カトウさんは、同じサブカル好きの同士ですから!
あ・・・、一緒にすんな!って感じですね・・・。
出血は、ホントにビビりますよね。
でも、すぐに止まれば、問題ないと思いますよ。
気になるときは、どうぞ、恥ずかしがらずに『肛門科』へ!(笑)
私の方こそ、カトウさんのコメントに元気もらいました!
これからも「迷わず、行けよ!」のアントン精神で、突き進みたいと思います。
ではでは、本当にありがとうございます!
愛を込めて・・・♪
投稿: あど | 2007年3月12日 (月) 21時15分