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2012年2月12日 (日)

「ミツバチの羽音と地球の回転」と「エンディングノート」。

先月は珍しく、1週間に2本も映画を観るという、私的映画週間がございました。
(大体、映画館に映画観に行くのがこのとき以来、実に1年以上ぶりだった。汗)


まずは、以前にこの日記でも紹介した「ミツバチの羽音と地球の回転」。
Photo_3 

中国電力上関原発(山口県)の建設計画と向き合う、建設予定地の対岸に住む祝島の方たちのドキュメンタリー作品。
→公式サイトはコチラから。

そして、もう1作は「エンディングノート」。
ステージ4のガン宣告を受けた、段取り重視、元熱血営業マンのお父さんの「終活」から最期までを、実の娘さんが撮り続けたドキュメンタリー作品。
→公式サイトはコチラから。

2作品とも取り上げているテーマは異なりますが、どちらの作品からも「どう生きるか?」ということを問い掛けられているような、そんな秀作でした。


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「ミツバチの羽音と地球の回転」は、私の地元・日光(今市地区)の公民館で自主上映会という形で上映されました。
ちょっと遅刻して入場したのですが(汗)、会場は空席がわずか、というくらい人でいっぱい!
意外にも、同世代の方の姿は少なく、ご年配の方がたくさん観に来られていました。

2時間強という長丁場に、途中眠気に襲われる、というハプニングもございましたが(汗)、
(ちょうど、スウェーデンのエネルギー事情を紹介しているあたりで。多分、北欧の美しい景色が私の眠気を誘ったのだと思う~。汗笑)
島民の方たちの、海と山、恵まれた自然環境の中で農業と漁業で生計を立てる生き方には、いろいろと考えさせられるものがありました。


映画の中で、電力会社の方が反対運動をする島民の方たちに向かい、拡声器で「第一次産業だけで暮らしていくことは、あなたたちにとってしあわせなのですか?」というような質問を投げ掛けます。
私からしたら・・・、祝島の方たちの暮らしはシンプルで豊かで、とてもしあわせそうに見えました。

例えば、山で無農薬の枇杷を育て、それを豚が餌とし、その豚が荒れた水田を耕し、そこで米を作る。
なんとも、美しい循環。
というより、これこそが、人間本来の在り方なんじゃないの?と思えました。
(そして、最終的には、働くって何??というところに行き着いてしまった。。。)


しあわせの基準は、人それぞれ。
「しあわせって、こういうものでしょ?」と、誰かに操作されて、決められるものではありません。
そんな、お互いの違いを認められたら、争いもなくなるのかもしれませんね。。。


祝島での反対運動については、原発事故より前から少し知ってはいました。
でも、この映画を通して、地元の方の豊かな暮らしと思いの上に、原発が建設されていた(されようとしている)のかということを初めて理解しました。
そして、こうして私は、ありがたくもその恩恵を受け取っているワケです。

今まで何一つ知ろうとしてこなかった自分が情けなくって、なんだか泣けてきました。。。
その無関心さが、今こうして目の前にしている世の中をつくってきたのだと思うから。
だからと言って、ただ嘆いているだけではしょーがありません。
事実を知った上で、自分が何を選択するか?なんだと思います。
周りがそうしているから、あの人がこう言ってるから、ではなく、自分の基準で。


「ミツバチの羽音と地球の回転」は、東日本大震災、そして原発事故から11ヵ月経った今、改めて、自分の生き方を見つめるきっかけとなりました。
自主上映を企画された、原発問題日光実行委員の皆さま、ありがとうございます。

それから、この日記でも肥田先生のことは何度か紹介してますが、3月3日(土)14時~、日光総合会館で講演会が開催されますよ。
→詳細はコチラから。

まずは知ることからの初めの一歩。
ご興味ある方は、是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか?


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そして、「エンディングノート」。
まだまだ、全国で絶賛上映中ですが、一部ネタバレございますので、ご了承くださいませ~。

誰もがいつかは迎える、自分自身の「死」。
その「死」に正面から向き合う、主人公である、お父さん(砂田知昭さん)。
「死」という一見重いテーマを題材にしているにも関わらず、サラリーマン時代からの段取り重視のお父さんに、アハハと笑ったり、泣いたり。
そこには、愛すべく、THE 日本のお父さん!の姿がありました。


とにかく、お父さんの笑顔がとっても人懐っこくて、観ているこちらも自然と笑顔になってしまうのです。
(ちなみに、若い頃のお父さんは私的イケメンでございました。笑)

死を目の前にしているというのに、どうしてそんなに元気に前向きでいられるのか。
その生命力には、主治医の先生も驚くほど。
そんな風にお父さんを突き動かす原動力は、「家族への無償の愛」に他ならないのだと感じました。


実の娘さんがカメラを回しているので、家族間のやり取りも大変リアルです。
お父さんが病床で、お母さんに対して初めて「愛してる。」と語り掛けると、
「あなたがこんなに優しい人だとは思っていなかった。もっと優しくすればよかった。ごめんね。。。」と泣きながら、お母さんが答える。
このシーンを観ながら、残された方がよっぽど後悔が残るし、夫婦や家族として長い時間一緒にいても、相手の一部しか見えていない(見せていない)んだなぁ、とそんなことをしみじみ思いました。

だからこそ、今目の前にしている人たちを、愛と思いやりをもって、大切にしたい。
私自身がこころをひらいて、相手をジャッジせず、人と関わっていきたい。
と、そんなことを思いました。


最後に読み上げられる、お父さんがつくった、愛に溢れるエンディングノート。
バックに流れるハナレグミの歌声が、これまた沁みました・・・。
エンディングロールが流れる中、ワタクシは自分のくしゃくしゃな泣き顔と高ぶった感情を落ち着けるのに必死でしたが(汗笑)、他の方たちも、誰一人立ち上がることはありませんでした。
(観客が7名ってこともあったと思うけど。汗笑)


私もお父さんのように、愛の人でありたい、と素直に思える、本当に素晴らしい作品でした!オススメです☆
(こういう映画がもっと評価されて、たくさんの人の目に触れるといいのになぁ~、とボソッと独り言。)


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久しぶりに1週間に2本も映画を観て、私の映画魂に久々に火が着きました(笑)
まだまだ寒い日がつづきますので、今後も私的文化活動を続けて参りたいと思います!

今日も長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございます♪
たくさんの愛と感謝を込めて☆


♪本日のBGM・・・キセル/ピクニック(アルバム「SUKIMA MUSICS」より)


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